MVPキャンバスをつくるコツを解説

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リーンスタートアップ時に発生する命題が「短時間にいかに効率よく仮説を検証するか」でしょう。スタートアップの際は資金力がなく、うかうかしていたら他社が先にローンチしてしまい、二番煎じになってしまうおそれもあります。

自社のサービスやプロダクトが本当に顧客に響いているかを検証するためにあるのが「MVP(Minimum Viable Product)」です。MVPについては以下の記事をご覧ください。

必要最低限のコストで作成した自社のサービスやプロダクトの簡易版を顧客に試してもらうことで、改善点が浮き彫りになり効率よく軌道修正できるのがMVPの利点です。そしてMVPを作成するために有用なフレームワークが「MVPキャンバス」「仮説」「学び」「検証方法と結果」「必要なデータ」などを1つの用紙に並べることで、俯瞰的に分かりやすくMVPを理解できます。

今回はMVPキャンバスを用いて、効率的にMVPを作成する方法についてご紹介。スタートアップを考えている方はぜひご覧ください。

 

 

リーンスタートアップのサイクルに組み込むべきこと

リーンスタートアップ時にMVPを実証するにあたって、一般的に認知されているのは「MVPを構築」→「それを顧客に利用してもらう」→「データを取る」→「改善点などを学ぶ」→「改良するためのアイディアを組み込む」→「新しいMVPを構築する」というサイクルでしょう。実はこの認識が誤りで、多くの事業がつまずく原因になっています。

正しいリーンスタートアップには「Customer Problem Fit(CPF)」と「Product Solution Fit(PSF)」「Product Market Fit(PMF)」の3要素が必要です。

「Customer Problem Fit(CPF)」とは「本当に顧客が課題と感じているか」ということ。また「Product Solution Fit(PSF)」とは「サービスが顧客の課題の解決策として適切か」、「Product Market Fit(PMF)」とは「サービスが参入しようとしている市場は最適か」ということを指します。

この3要素を新しいMVPを構築するフェーズの前に組み込むことで、顧客と機能、市場までを網羅した新しい策を考えられます。リーンスタートアップ時は効率と省コストが命題ですから。この作業を飛ばしてしまいがちです。しかし顧客のニーズに合っていなければプロダクトやサービスをつくったとしても利用されません。その無駄に気づかずにリソースを使い切ってしまう恐れがあるのです。

 

 

はじめにMVPを構築する際の注意点

自身のビジネスアイディアをもとにMVPを構築する際にも注意点があります。それは「いきなりMVPを設定してしまう」ということ。MVPを作成する目的は最小限のリソースで効率よく顧客のリアクションを得て、改良点などを学ぶことです。ただ単にベータ版やプロトタイプを作成してPRすることではありません。だからサイクルのなかで最も優先すべきなのは「リーン(学ぶ)」のフェーズなのです。

「学ぶこと」を出発点として考え直すと、必然的に逆算的な思考が発生します。「仮説から何を学ぶのか」→「学ぶためにどのようなデータを収集するべきか」→「そのデータの収集方法は」→「データを収集するために必要なプロダクトは」→「そのプロダクトの構築する方法は」という逆の流れで、最後にMVPを構築すべきなのです。

いきなりMVPを作成してしまうと、学びを得られずにリソースを無駄にしてしまう危険性だってあります。はじめにMVPを作成する際は、必ず「学ぶべきこと」を中心に考えましょう。

 

 

鮮明に設定するためにMVPキャンバスを利用

「学び」を中心としたMVPを作成するにあたって有用なのが「MVPキャンバス」です。7つの項目から必要な事項を埋めていくだけで、自ずと最適なMVPの形が鮮明になります。

「きっと顧客に喜んで使ってもらえるぞ」と考えて編み出したビジネスアイディアはかわいいモノ。だから少々、否定的な結果が出ても、MVPの結果を重く捉えずにローンチしてしまう可能性がある。しかしそのイメージが幻である可能性は大いにあります。

事業を確実に成功に導くために、謙虚になって、MVPキャンバスを使って最適なMVPを設定し、顧客のニーズやマーケットについて学び、改良していきましょう。

 


 

 

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