ジャニーズのビジネスモデルをSWOT分析と5forcesで解読!

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ジャニーズといえば、日本でもトップレベルの規模をほこる芸能事務所です。先日、逝去したジャニー喜多川氏が創業し、現在まで男性アイドルグループを次々に輩出しています。国民的スターを次々に生み出し、日本のエンタメ業界をリードしてきた株式会社ジャニーズ事務所の強みや弱み、外部環境をSWOT分析で解読してみましょう。

 

 

SWOT分析のメリット

まずは「SWOT分析とは何か」「作成することによって、どのようなメリットがあるのか」について解説します。SWOT分析とは「強み(Strength)」「弱み(Weakness)「機会(Opportunity)」「脅威(Threat)」の4つの要素からなるアウトプットの手法です。

強みと弱みは企業の内部環境、機会と脅威は外部環境になります。4つの要素を分析し、可視化することでチャンスをどのように掴むべきかピンチをどう切り抜けるべきかが明らかになります。

強みと弱み、機会と脅威を1つの画面上で比較できるので、自社の問題点を補う方法がわかり、また反対に自社の武器の生かし方を把握できるのも魅力です。

SWOT分析について、もっと詳しく知りたい方は、こちらの記事をご覧ください。

 

 

ジャニーズの3つのマネタイズポイントをご紹介

まず初めにジャニーズ事務所株式会社が、どのようなビジネスを手掛けているのかを把握しておきましょう。ジャニーズ事務所は非上場企業なので、資産額は明らかにされていません。しかし莫大な収益を挙げているのは間違いないでしょう。

ジャニーズ事務所の売り上げは所属しているタレントによってもたらされます。まず1つはテレビの出演料。テレビ番組の出演者枠は事務所の規模によっても決まるそうです。ジャニーズはなかでも力があり、あらゆる番組に多くのタレントが出演しています。そのギャランティのうち、数%が事務所に入るというカタチで収益を挙げる仕組みです。

次にファンクラブの入会費と年会費です。ジャニーズには「ジャニーズファミリークラブ」というファンクラブがあります。入会費は1,000円で、年会費が4,000円です。原則的にファンがジャニーズのコンサートを観たい場合は、ファンクラブに入る必要があります。複数のユニットが好きな場合は、それぞれのファンクラブに入る必要があるのが巧い部分です。

またコンサートの収益、グッズ販売収益もマネタイズポイントです。熱狂的なファンであれば、コンサートに行くのはもちろん、大量のグッズを買います。グッズはライブツアーごとに一新されるので、毎回新しいアイテムをファンが買ってくれるという仕組みで収益を挙げています。

 

 

SWOT分析で解読するジャニーズのマーケティング手法

ではSWOT分析でジャニーズのマーケティングを解読していきましょう。

 

1.強み

強みはブランド力でしょう。タレントそのものだけでなく、ジャニーズ全体のファンも少なからずいます。またテレビ局に関してもジャニーズのブランドは効果を発揮するはずです。リソースも多く、ジャニーズJr.を合わせると300人ほどの男性アイドルがいます。また、ジャニーズ事務所以外にも関連企業が多数あります。映画製作会社やグッズの製作会社、劇場、音楽スタジオ経営、出版事業、タレントの育成など多岐にわたる事業を展開しており、リスクヘッジもできているといっていいでしょう。

 

2.弱み

芸能事務所の場合、スキャンダルに弱い部分があります。ファンへの信頼で成り立っているタレント業にとって大きな弱みです。また経営層の高齢化も弱みです。ジャニー喜多川氏が逝去し、実際に会社を動かしている姉のメリー喜多川氏は御年92歳です。そのほかの経営層も高齢であり、滝沢秀明氏を関連会社の社長に据えたように、会社の新陳代謝を高める必要があります。

 

3.機会

ビジネスチャンスはインフルエンサービジネスにあります。SNSやWebを使ったビジネスにはまだ取り組み始めたばかりであり、可能性がある市場です。また海外にもファンが多いことから海外公演の数を増やすという手もあります。さらに音楽フェスの増加に伴って、各地のフェスに参加することで、ファンに新たな体験をもたらすこともできるでしょう。

 

4.脅威

脅威はテレビへの依存があります。テレビ離れが進み、Youtubeの人気が高まっている現在、ジャニーズは完全に後れを取っています。2018年の3月に「ジャニーズJr. チャンネル」を開設し、2019年の8月にようやく「Johnny’s official」という公式のチャンネルをスタートしました。遅すぎたといってもいいでしょう。テレビでは見ないものの「イケメン」のYoutuberやインスタグラマーなどはたくさんおり、ジャニーズにとって、ファンを奪われてしまう可能性もあります。さらにEXILEや3代目J SOUL BROTHERSを擁する株式会社LDH JAPANをはじめ、競合の出現は大きな脅威です。

 

 

5forcesで、ジャニーズの外部環境をさらに分析

では続けて5forcesの5項目からジャニーズの外部環境を分析していきます。5forcesは「買い手の交渉力」「売り手の交渉力」「競合との関係」「新規参入者の登場」「代替品の存在」の5つの要素から、自社を取り巻くミクロな外部環境を分析するためのフレームワークです。

 

1.買い手の交渉力

買い手はファンになります。さまざまなファンがいると思いますが、熱狂的なファンであればチケットやグッズなどの価格を高めても問題なく買ってくれるはずです。また人気グループのコンサートチケットも同様でしょう。ジャニーズの買い手の交渉力は、比較的低いといえます。

 

2.売り手の交渉力

売り手はテレビ局やコンサートホール、広告の依頼主などです。ブランド力が功を奏してくれるので、難なく出演できるでしょう。売り手の交渉力も低いことが分かります。

 

3.競合との関係

事務所という意味では吉本興業やホリプロ、ワタナベプロダクション、エイベックスなどがあがります。男性のアイドルグループという意味では、全くの競合はいません。最も近いのはLDH JAPANでしょう。アライアンスを組むことは想像しがたいので、差別化を図ることで住み分けをする必要があります。

 

4.新規参入者の登場

今後、イケメンのアイドルユニットを擁する事務所が現れる可能性はあります。テレビの枠は埋まっていますが、Youtubeやネット配信番組などで活躍する事務所が新規参入する可能性は大いに考えられるでしょう。

 

5.代替品の存在

男性のアイドルグループを愛するファンのニーズとしては「イケメンを見ていたい」「がんばっている姿を応援したい」などがあります。代替品は、例えばホストクラブです。また男性アイドル物のアニメがあるでしょう。もちろんYoutuberもいますし、スポーツ選手も代替品です。代替品になりうる存在が多いのが特徴の1つになります。なかでも「ジャニーズでなければいけない」という価値を作らねばいけません。

 

ジャニーズは代替品とうまく差別化をしている

ジャニーズは代替品との差別化に成功している印象があります。例えば「ジャニーズJr.」レッスンなどをがんばっている姿にファンは感動します。またメンバー同士の仲の良さもジャニーズならではのものでしょう。懸命にライブをする姿にこそ、価値を感じ「つい、応援したくなる」といった感情が起こるのは想像できます。事務所に所属するタレントたちのストーリーをうまくアピールできています。

今回はジャニーズ事務所株式会社について、SWOT分析と5forcesで内外環境を分析しました。これらのフレームワークはBizMake上で誰でも簡単に作れますので、ぜひご利用ください。

 


 

 

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