
独自開発の栄養管理メソッドで健康を支援「eatas」をビジネスモデルキャンバスで分析
コロナ禍において、健康に対する人々の意識は高まっている傾向にあります。
特に、生活習慣病などの基礎疾患は重症化に繋がることがあるため、日々の健康管理が欠かせなくなりました。
しかし、現在、日本だけでなく、世界でも肥満人口が増え、肥満の改善は世界的な課題になっています。
また、コロナの影響での生活様式の変更により、『コロナ太り』がキーワードとなり、トレーニングやダイエットなどが改めて注目されています。トレーニングやダイエットの効果をあげるために食事管理や栄養管理は欠かせませんが、栄養の専門家である管理栄養士による食事指導はまだまだ一般的ではありません。
そこで、データを活用し栄養とコミュニケーションを通じて成果を出せるようなツールを提供しているのが「eatas」です。
目次
「eatas」とは
データを活用し栄養とコミュニケーションを通じて顧客のパフォーマンスを最大化するアプリ「eat+(イータス)」を提供するスタートアップです。
eat+は、フィットネス、アスリート、エステなど、それぞれの専門領域に管理栄養士による栄養管理をプラスすることで、成果を出し顧客のパフォーマンスを上げることにコミットしています。
eat+が「習慣化しない」「成果がでない」などの課題を解決するために独自に開発した栄養管理メソッドをコミュニケーションツール化することで、可視化されたデータをユーザーと共有しながら、オンラインでも成果が上がる食事指導ができるようになっています。さらに、蓄積したデータを分析することで、個別最適化された精度の高い食事指導の実現を目指しています。
eatasのビジネスモデルキャンバス
では、eatasのビジネスモデルについて、ビジネスキャンバスを用いて整理してみましょう。
※フィットネスクラブやエステティックサロン(ピンク)の項目を使うことで、健康になりたい人たち(緑)の項目のUXを上げるサービスの仕組みとなっています。
1.顧客セグメント
・体を変えたい、健康になりたいが偏った情報で食事をしてしまっている人
・個別最適化された精度の高い食事指導で健康を支援するフィットネスクラブ、スポーツクラブ、エステティックサロン
痩せたい、体を変えたい、健康になりたいと思っているが偏った情報により健康を害する食事をしてしまっている人と個別最適化された精度の高い食事指導で健康を支援するフィットネスクラブ、スポーツクラブ、エステティックサロンとのコミュニケーションツールを提供しています。
「eatas」が、独自に開発した栄養管理メソッドをコミュニケーションツール化しています。
2.提供価値
・個人の体の状態、ライフスタイル、嗜好に合わせた食事の提案をしてくれる
・自分に合った正しい栄養を知ることができ、健康をサポート
・オンラインで個別最適化された精度の高い食事指導ができる
・顧客との接点を増やし、退会率を減少させることができる
ユーザーは、自分に合った正しい栄養を知ることができ、健康になるサポートとして利用することが出来ます。
個人の体の状態、ライフスタイル、嗜好に合わせた食事の提案を手に入れることが出来るため、自分では気づかなかった部分の健康管理も可能となります。
フィットネスクラブ、スポーツクラブ、エステティックサロン側は、可視化されたデータを共有しながら、オンラインで個別最適化された精度の高い食事指導ができます。
そのため、顧客との接点を増やすことが期待でき、退会率を減少させ、目標の成果未達を防ぐことができる点が大きなメリットと言えます。
フィットネスクラブやエステティックサロンがeatasの栄養管理コミュニケーションツールを利用することで、健康になりたい人たちUXを上げることに繋がっています。
3.チャネル/販路
・総合型フィットネスクラブ、スポーツクラブ、エステティックサロン
・TikTok
総合型フィットネスクラブ、スポーツクラブ、エステティックサロンにツールを導入してもらうことによって、ユーザーとなる各顧客とのコミュニケーションツールとして利用してもらうことに繋げています。
また、TikTokでは管理栄養士が簡単な料理のコツやおすすめの食べ方、コンビニでの食事の選び方などを紹介するなど時代に沿った方法で認知を広めています。
4.顧客との関係
・栄養管理士などの指導者と共有される記録やチャットはスマホアプリで確認ができる
・管理者用ツールは顧客管理、データ管理、チャット機能、メモ機能とお客様とのコミュニケーションに必要な機能だけに絞っているため使いやすい
ユーザーは栄養管理士などの指導者と共有される記録やチャットはスマホアプリで簡単に確認することが出来ます。
管理者用ツールは顧客管理、データ管理、チャット機能、メモ機能とお客様とのコミュニケーションに必要な機能だけに絞っているため使いやすい仕様となっています。
5.収益の流れ
・eatasが独自開発した栄養管理メソッドコミュニケーションツール
eat+ Management(管理者用)
eat+ App(ユーザー用)
eatasが独自に開発した栄養管理メソッドコミュニケーションツールの費用が収益として挙げられます。
具体的な詳細はお問合せとなりますが、月額利用料やツール導入費などが当たるでしょう。
6.主要な資源
・eatasが独自開発した栄養管理メソッドコミュニケーションツール
eat+ Management(管理者用)
eat+ App(ユーザー用)
eatasが独自開発した栄養管理メソッドコミュニケーションツールが挙げられます。
管理者用は、顧客管理、データ管理、チャット機能、メモ機能とお客様とのコミュニケーションに必要な機能だけに絞っています。
弊社管理栄養士がお客様に直接食事指導することも、食事指導されるスタッフの方のサポートをすることも可能です。
ユーザー用は、記録とチャットだけなので誰でも簡単に使うことが出来ます。
目標や記録は管理栄養士などの指導者と共有され、行動の習慣化をサポートしてくれます。
7.主要な活動
・パートナー企業との実証実験
‐ユーザビリティの検証、アプリによる成果、食事指導の効率化
・フィットネスクラブ、スポーツクラブ、エステティックサロンへの導入提案
・栄養管理メソッドコミュニケーションツールの開発
eatasはパートナー企業と、栄養で顧客のパフォーマンスを最大化するBtoB SaaS『eat+』β版の実証実験を行っています。
フィットネス、ビューティー、アスリートの3領域から開始し、ユーザビリティの検証、アプリによる成果、食事指導の効率化の達成や今後領域の拡大を目指しています。
また、主にフィットネスクラブ、スポーツクラブ、エステティックサロンへのツール導入提案や栄養管理メソッドコミュニケーションツールの開発を進めています。
8.主要パートナー
・フィットネス、エステ、アスリート関連事業者
実証実験に協力してもらえるパートナー企業と今後領域の拡大を目指しています。
フィットネス、ビューティー、アスリートの3領域から開始していて、フィットネス、ビューティー、アスリートのそれぞれの領域でユーザビリティの検証、アプリによる成果、食事指導の効率化などを検証しています。
9.コスト構造
・栄養管理メソッドコミュニケーションツール(BtoB SaaS)の開発費
栄養管理メソッドコミュニケーションツール(BtoB SaaS)の開発費やパートナー企業と行っている実証実験費が主なコストとして挙げられます。
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