
AIによって営業DXを実現「Umee Technologies」をビジネスモデルキャンバスで分析
近年、ITも進化し様々なAIツールが誕生しています。
AIツールによって、人力では成しえないスピード、量、質の担保に役立つサービスの提供へ繋がっています。
将来的に、自動車がAIによる自動操縦に変わる未来もあり得ると思うとワクワクしますね。
このように、AIは無限の可能性を秘めています。
AIは、多くの企業が抱えている「業務の属人化」といった部分でも役立ちます。
その一つとして、会話AIセールスツールの開発・販売を行っている「Umee Technologies」をご紹介します。
目次
「Umee Technologies」とは
引用:https://frontagent.umeecorp.com/
トップパフォーマーの話術を視覚インストールできる会話AIセールスツール「Front Agent」の開発・販売を行う電気通信大学発スタートアップです。
「Front Agent」は、セールス担当の商談をシステムが現場支援し、さらに組織的かつ恒久的にトップセールスを輩出する仕組み化のために開発されたAI商談アシストプラットフォームです。
社内トップセールスの商談ノウハウをノーコードで即座にAIにでき、AIが社員のWEB・対面の会議や電話中にリアルタイムで会話の支援を行います。また、会話ヒートマップによるトップセールスと具体的な話術の違いの可視化や、話者の心理傾向分析技術ディープインサイトエンジンにより、データドリブンな営業活動のレビューや、会話データ解析による営業戦略の支援を実現します。
Umee Technologiesのビジネスモデルキャンバス
では、Umee Technologiesのビジネスモデルについて、ビジネスキャンバスを用いて整理してみましょう。
1.顧客セグメント
・商談スキル、営業活動が属人化してしまっている大人数を抱える営業部門
営業活動において、しっかりと引継ぎや共有ができるよう情報がまとまっていなかったり、個人でしか情報を持っていないなど、属人化してしまっている大人数を抱えている営業部門が挙げられます。
多くの営業を抱えていて人の入れ替えが激しい企業もツールを導入することで営業スキルを定着させ、商談を成功に導くでしょう。
2.提供価値
・トップパフォーマーの話術を視覚インストールできる会話AIセールスツール
・音声認識で営業事務作業を70%削減し負荷軽減
・営業活動のデータ解析などで営業戦略の支援を実現し売上UP
トップセールスの商談ノウハウをノーコードで即座にAIにでき、AIが社員のWEB・対面の会議や電話中にリアルタイムで会話の支援を行ってくれるため商談のサポートとなり、受注率UPに繋がります。
また、音声認識による音声議事録で引継ぎも簡単になり、かつ、会議を自動で文字起こしし商談ポイントの整理や自動要約も行ってくれることによって営業事務作業を70%削減し負荷の軽減にもつながります。
営業活動のデータ解析などにより営業戦略の支援を実現し売上UPにも貢献し、対面・WEB会議・ビジネスフォン/コールセンターで利用できる上事務所でもテレワークでも”成果が出るDX”を実現にします。
3.チャネル/販路
・提案営業
2019年5月に設立されたスタートアップ企業となるため、広告を打ち出すなどではなく主にHPからの流入や提案営業による顧客への提案でサービス利用に繋がっているのではないかと思います。
4.顧客との関係
・会議の議事録作成、要点整理を自動で行ってくれるため負荷が軽減
会議を自動で文字起こしし商談ポイントの整理や自動要約も行ってくれることによって営業事務作業を70%削減し負荷の軽減してくれる点は削減した分、顧客のために利用できる時間も増えるので、大きな魅力だと言えます。
現場で高精度の認識率を可能とする自動ノイズ除去、話者識別も提供しています。
5.収益の流れ
・話術AIを搭載したAI商談アシストプラットフォーム「Front Agent」導入費
‐お問合せ
主な収益としては、話術AIを搭載したAI商談アシストプラットフォーム「Front Agent」導入費が挙げられます。
6.主要な資源
・話術AIを搭載したAI商談アシストプラットフォーム
・音声認識API
話術AIを搭載したAI商談アシストプラットフォーム「Front Agent」や、コミュニケーションから人の心理モデル・嗜好性を構築する世界初の技術である音声認識APIが主要な資源として挙げられます。
独自開発した現場で使える世界クラスの音声技術(音声認識や音響技術)と心理分析エンジンにより、話者の心理傾向と嗜好をリアルタイムに分析することが出来ます。(国際特許出願中)
7.主要な活動
・AI、ロボティクス分野を中心に、コア技術の開発から製品化までの開発支援
・プロジェクトマネジメント
Umee Technologiesでは、AI・ロボティクス分野を中心に、コア技術の開発から製品化までの開発支援を行っています。
ソフトウェア・ハードウェア(電子回路・機械設計など)・ネットワークインフラまで全領域を網羅する世界基準の技術力を有するエンジニアが、リスクアセスメントも注視した開発を行います。
また、プロジェクトマネジメントとして大手企業とベンチャー企業で上流から下流まで実務者として経験を積み、責任者としてプロジェクトマネジメントを実践してきた技術陣がプロジェクト完遂の支援も行っています。
8.主要パートナー
・クオンタムリープベンチャーズ(2022年9月資金調達)
2022年9月に、クオンタムリープベンチャーズを引受先とする第三者割当増資による資金調達を実施しました。
この調達によって「Front Agent」の開発及び採用の強化、高度な話術支援技術の提供やCRMとの連携強化に活用していく方針としています。
9.コスト構造
・人件費(開発支援、プロジェクトマネジメントなどの要員含む)
・話術AIを搭載したAI商談アシストプラットフォーム開発費
人件費(開発支援、プロジェクトマネジメントなどの要員含む)、話術AIを搭載したAI商談アシストプラットフォーム開発費が主なコストとして挙げられます。
AI技術の発達による業務DX
今回の「UmeeTechnologies」の話術AIを搭載したAI商談アシストプラットフォーム「Front Agent」は、営業担当が営業活動に時間をかけたくても必ず時間を要してしまう事務作業についても削減してくれるため負荷軽減に繋がります。
営業事務がおらず、営業担当が事務関連の作業もすべて行っているという企業も少なくないでしょう。
また、営業担当の力量が試される商談での会話スキルについても会議中にリアルタイムで会話の支援を行うAIが商談のサポートを行ってくれます。
今までは、人が受け持っていた部分もAIが代替してくれる世の中へと変わっていっていることを実感します。
人と人が接する営業業務などはロボットに置き換わる可能性は低いと考えられていますが、業務上でAIが支援できる部分に関しては積極的に活用していくことで人員の負荷削減に繋がっていくでしょう。
BizMakeならビジネスフレームワークのテンプレートが無料で使える
BizMakeではご紹介したビジネスモデルキャンバスなど、厳選されたフレームワークがどなたでも無料で作れます。
スプレッドシートを使うよりもシームレスかつ見やすくシートを作成できますので、ぜひお気軽に下記バナーをクリックして登録してください。
