
好みの味わいからお酒を選ぶことが出来る「SAKELAVO」をビジネスモデルキャンバスで分析
昨今、若年層のお酒離れが進んできています。
また、新しいお酒に挑戦したくてもどのような味わいなのか分からず、挑戦できないといった方も多く見受けられます。
店頭のポップにも情報が書いてある場合もありますが、もっと詳細に自分好みのお酒が分かったら購入しやすいと思いませんか?
そんな課題を解決しているのが「SAKELAVO」です。
目次
「SAKELAVO」とは
店のお酒を数値化し、好みの味わいからお酒を選ぶことができる検索端末「SAKELAVO Retail」などを運営するスタートアップです。
お酒選びをもっと簡単にしたいという考えから、店舗商品の味わいを二次元マップに視覚化することで、「味わいからお酒を選ぶ」という新たな体験による売場環境を実現し、酒類の売り上げ向上を支援しています。
コロナ禍でなるべく非接触で購入したいといった人にも自宅から詳細情報を見て、自身の好みからお酒を事前検討することも出来るのが魅力です。
SAKELAVOPのビジネスモデルキャンバス
では、SAKELAVOのビジネスモデルについて、ビジネスキャンバスを用いて整理してみましょう。
1.顧客セグメント
・酒類の売上に悩んでいて売上をアップしたいお店
・自分好みのお酒を効率よく購入したい人
若年層のお酒離れなどの理由から、酒類の売上に悩んでいて売上をアップしたいスーパーや飲食店などのお店や、他のお酒にも挑戦したいが味わいが分からないため挑戦できていないなど自分好みのお酒を効率よく購入した人向けのサービスであると言えます。
2.提供価値
・「味わいからお酒を選ぶ」という新たな体験の売り場体験の提供で酒類の売上アップ
・新たなユーザー層の発掘で単価アップする棚づくりの実現
・自宅からでも商品をゆっくりと選ぶことが出来るため新たなお酒との出会いに
・自分好みの味わいを探すことが出来る
売り場の限られた面積の中では、店頭のポップなど消費者に伝えることができる情報量は限られてしまいますが、デジタルを使うことでその課題を解決します。消費者が必要としている情報を余すことなく伝えることで、消費者は好みの味わいからお酒を選ぶことが出来ると同時にお酒売り場の売上向上に貢献します。
また、SAKELAVO導入の条件としている基準の酒ですが、この商品が入り口となって新たなユーザー層の発掘します。上代1,500円で売れる商品を導入することで、単価が上がって売上が上がる棚づくりを実現します。
QRコードを設置することで、消費者が家に帰っても商品を選ぶことができるため、事前に購入する商品を検討できるだけでなく、家族の好みに合わせた商品購入が可能になるため、1世帯あたりの購入単価上昇も期待できます。
若年層のお酒離れが進む昨今、新しい切り口で売り場を演出することで、「わからない」「ハードルが高い」という印象の強いワインと日本酒を購入するきっかけを作ります。「美味しいがわかる」「簡単に選べる」売り場づくりをお手伝いすることによって消費者にも新しいお酒との出会いを創出します。
お酒の詳細な味わいの特徴をチャートで確認ができるので、目でみて分かりやすいだけでなく選ぶ楽しさが広がります。
3.チャネル/販路
・スマホアプリ
・新聞/ネットニュースなどのメディア掲載
企業向けのシステムの導入は営業や既に導入店から、多数の新聞、ネットニュースなどのメディア掲載がされているためそれぞれからの認知が考えられます。
消費者は、スマホアプリから簡単に利用することが出来ます。
4.顧客との関係
・専用QRを設置するだけで、スマホとお店が簡単にリンク
・非接触でスマホから売り場を見ることが出来る
専用QRを設置するだけで、スマホとお店が簡単にリンクするため面倒なく、消費者が自宅からも商品を選ぶことが出来るようなサービスを利用することが出来ます。
消費者は、非接触でスマホから売り場を見ることが出来るためコロナ禍の買い物にかかる時間短縮に繋がります。
5.収益の流れ
・SAKELAVO RETAIL 導入
‐「基準の酒」シリーズ導入必須
‐システム利用料:無料
SAKELAVOはアプリ自体の初期費用・利用料・更新費用等は全て無料で、導入には「基準の酒」シリーズの定番採用を条件としています。
そのため、システム利用料は無料で、基準の酒シリーズの販売で収益を得る仕組みとなっています。
6.主要な資源
・お酒の情報を可視化するシステム「SAKELAVO RETAIL」
・基準の酒シリーズ
店のお酒を数値化し、好みの味わいからお酒を選ぶことができる検索端末「SAKELAVO Retail」、収益源となる基準の酒シリーズが重要な資源であると言えます。
7.主要な活動
・システム運用、開発
・基準の酒シリーズ開発
・「味わいからお酒を選ぶ」プラットフォームの提供(消費者と店舗支援)
主に、「SAKELAVO Retail」などのシステム運用、開発や基準の酒シリーズ開発(現在は基準のスパークリング/基準のロゼワインも開発中)、消費者と店舗支援である「味わいからお酒を選ぶ」プラットフォームの提供を行っています。
8.主要パートナー
・イトーヨーカドー、マルエツをはじめとする導入企業
イトーヨーカドー、マルエツをはじめとするスーパーマーケット事業を行っている導入企業が挙げられます。
導入企業によって、新たな導入企業を発掘する機会にも繋がります。
9.コスト構造
・「SAKELAVO RETAIL」 などシステム運用、開発費
・基準の酒シリーズ開発費
「SAKELAVO RETAIL」 などシステム運用、開発費や、基準の酒シリーズ開発費がコストとして挙げられます。
「SAKELAVO」が提供する5つの機能による消費者と店舗の支援
さまざまな味わいが混在する売場を「味わい」で整理することで、直感的にお酒選びが可能な売場を実現します。
そして、お酒の詳細な味わいの特徴をチャートで確認ができるので、選ぶ楽しさが広がる売場構築が可能にします。
産地や生産者、ぶどう品種など商品の詳細な情報を提供しているので、現場の知識不足を解決し、店員の負荷削減にもなります。
消費者が選択した味わいに近い商品を複数提示することで好きな商品に似た味わいの類似商品を購入する機会にも繋がります。
店舗側は消費者が探している味わいのバランスをログデータより確認・把握することも可能となるため消費者のニーズに沿ったお酒を取りそろえることにより売上アップも見込むことが出来ます。
このように「SAKELAVO」は、消費者と店舗どちらにも寄り添ったサービスを提供しています。
BizMakeならビジネスフレームワークのテンプレートが無料で使える
BizMakeではご紹介したビジネスモデルキャンバスなど、厳選されたフレームワークがどなたでも無料で作れます。
スプレッドシートを使うよりもシームレスかつ見やすくシートを作成できますので、ぜひお気軽に下記バナーをクリックして登録してください。
