ITエンジニアに特化した転職・就職サービスを提供する「paiza」をビジネスモデルキャンバスで分析

転職活動をする際に、現職の仕事が忙しくなかなか転職に費やす時間を作れないといった方も多いのではないでしょうか?
そのような場合、スカウトが届く転職サービスを活用する方もいるかと思います。
今回ご紹介するのは、ITエンジニアに特化したスカウト制の転職、就職サービスです。
オンラインコーディングテストを用いたスキルチェックでスキルを企業に直接アピールすることが出来ます。

 

 

paiza」とは


引用:https://www.paiza.co.jp/

エンジニアに特化した転職支援サービス「paiza」シリーズを運営するスタートアップです。
オンラインコーディングテストを用いたスキルチェックで一定のスコアを取れば、企業からスカウトが届くシステムで、プログラミングスキルがあるほど有利に転職することが出来ます。
プログラミング転職サイト「paiza転職」を筆頭に、学生向けエンジニア就職サイト「paiza新卒」、未経験者・若手エンジニア向け転職サイト「EN:TRY」、プログラミング学習サイト「paizaラーニング」などのサービスを展開しています。

 

 

paizaのビジネスモデルキャンバス

では、paizaのビジネスモデルについて、ビジネスキャンバスを用いて整理してみましょう。

 

1.顧客セグメント

・転職・就職したいプログラミングスキルを持つITエンジニアや学生
・実務経験がなくても上場企業にジョブチェンジしたい人
・優秀なエンジニアを採用したい企業

スキルはあるが転職活動をする時間がないといったエンジニアや、実際に実務経験はないがプログラミングのスキルがあるエンジニア志望者、学生と優秀なエンジニアを採用したい企業をつなぐプラットフォームを提供しています。

 

2.提供価値

・実務経験がなくてもプログラミングスキルがあるほど有利に転職できる
・スキルテストを用いてエンジニアスキルを測る⇒採用のミスマッチを防ぐ
・初期登録料、掲載料が一切かからず、採用できるまで費用が発生しないため採用コストの削減に繋がる
・マッチングの質を担保

実務経験がない人でも書いたコードで実力をアピールできるため若手、未経験でも転職をすることが出来ます。
また、スキルチェックによるスキル重視の採用のため、転職・就職活動にかける時間がなくても、プログラミングスキルがあるほど有利に転職することが出来ます。
エンジニアを採用する際に苦労している「エンジニアスキルを測る」といった部分でもあらかじめスキルを測ることが出来るため、解決できます。
上記などの仕組みによってマッチングの質を担保しているのです。
Githabでのスキル偏差値によって技術力を測り転職できるサービス「Findy」との違いとしては、paizaが独自で作ったオンラインコーディングテストによってスキルを測るといった部分です。
Findyでは、GitHubの開発履歴をもとにスキルと適正年収を可視化しますが、GitHabでの開発履歴がない場合でもスキルチェックを行い、技術力をアピールできる点が大きな違いだと言えます。
また、採用企業側は、オンラインコーディングテストを用いたスキルチェックで実力を見た採用が可能となります。また、初期登録料、掲載料が一切かからず、採用できるまで費用が発生しないため通常の人材作用に比べて採用コストの削減に繋がります。

 

3.チャネル/販路

・転職・就職支援サイト
・eラーニング
‐オンラインプログラミング学習サービス
・転職支援サービスメディア

paizaが運営する転職サイト「paiza転職」「EN:TRY」、就職支援サイト「paiza新卒」などでサービスを提供しています。
また、オンラインプログラミング学習サービスのeラーニングも提供しています。

 

4.顧客との関係

・会員登録無料で転職サービスを利用することが出来る
・採用できるまで費用が発生しないため採用コストの削減に繋がる

paizaは、会員登録無料で転職サービスを利用することが出来ます。
採用企業は採用できるまで費用が発生しないため採用コストの削減に繋がる点が魅力であると言えます。

 

5.収益の流れ

・無料
・成果報酬型(初期費用0円、成果報酬25%~)
※費用はスキルランク別の料率を適用。

転職、就活サービスにおいては無料で利用を開始できます。
paizaでは、e-ラーニングサービスも提供していて、通常月額980円としています。
採用企業向けの採用サービスは、初期登録料、掲載料が一切かからず、採用できるまで費用が発生しない成果報酬型となっています。
費用は採用人材のスキルランク別の料率を適用しています。

 

6.主要な資源

・人材データベース
・転職・就職サービスプラットフォーム
・eラーニング
‐オンラインプログラミング学習サービス

独自の集客方法で作り上げた人材データベースの登録者は40万人います。
転職・就職サービスプラットフォーム、オンラインプログラミング学習サービス(eラーニング)も重要な資源であると言えます。

 

7.主要な活動

・転職、就職支援サービス運営・管理
・オンラインプログラミング学習サービスの運営・管理
・登録者(優秀なエンジニア、学生)の確保

メイン事業でもある転職・就職支援サービス運営・管理や、オンラインプログラミング学習サービスの運営・管理、登録者(優秀なエンジニア、学生)の確保が主要な活動として挙げられます。

 

8.主要パートナー

・サーバーワークス
・人材紹介事業者 

アマゾン ウェブ サービス(AWS)のプレミアティアサービスパートナーである株式会社サーバーワークスとIT人材不足が確実視される将来において、シナジー効果を生み出すべく業務提携を行いました。
また、paizaは自社で保有する豊富なITエンジニアの求職者データベースを人材紹介事業者に提供するサービスを提供しています。

 

9.コスト構造

・転職・就職支援サービス、オンラインプログラミング学習サービスの運営・管理費

コストとしては、paizaのサービス提供の軸となる転職・就職支援サービスやオンラインプログラミング学習サービスの運営・管理費が挙げられます。

 

 

スキルチェックによる効率的な転職・採用を実現

paizaでは、エンジニア志望者があらかじめオンラインコーディングテストを用いたスキルチェックを行うことによって、志望者・採用企業それぞれが効率的な転職・採用が出来るようなサービスを提供しています。
志望者は忙しくて時間がないといった場合でも、スキルチェックを行うだけで自ら応募せずともスキルを確認した採用企業からのスカウトを受け取ることができ、採用企業も初めからスキルを確認した採用が可能となるため優秀なエンジニアを採用することが出来ます。
また、採用した場合のみに費用を支払う成果報酬型である点も採用企業にとっての魅力と言えます。
採用と言えば、志望者も採用企業側も時間やコストがかかりますが、そのような問題を解決した画期的なサービスであると言えます。

 

 

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