
不動産をスマートに!株式会社ライナフのサービスをビジネスモデルキャンバスで解説
スマホの普及、IoTの認知により、さまざまなプロダクトにIT機能が搭載されている現在、人の生活は格段に便利になりました。そんななか不動産業界の働き方をスマート機能の開発・供給でアシストしているのが株式会社ライナフです。
今回は不動産業界の働き方改革にも大きく貢献している同社のビジネスをビジネスモデルキャンバスで解説します。
目次
軸になる不動産管理会社向けの5つのプロダクト
はじめに同社の具体的なビジネスをご紹介します。
1つのサービスだけではなく、複数のサービスを掛け合わせることでシナジー効果を生み出している5つの商材がメインのサービスです。ポイントはスポットではなく、物件確認から入退去までのフローに合わせてプロダクトやサービスを用意していること。では順にご紹介しましょう。
1. スマート物確
スマート物確は、物件確認をAIに任せるサービスです。物件確認の電話は管理会社にとって長い時間を取られるもの。スマート物確では24時間365日、AIが音声で問い合わせ内容を認識し、空きや金額などの情報を伝えてくれます。利用者が受け答えの情報を自由に設定できるほか、入電の時間帯などのデータも取得でき、組織づくり、集客に生かせるのが魅力です。
2. スマート内覧&スマートキーボックス
スマート内覧を使えば、仲介業者は内覧の際にPCやスマホからカレンダーで予約できます。またスマート物確と組み合わせることで、物件確認の際に内覧の予約ができるのも魅力です。スマートキーボックスとはBluetoothを利用したキーボックスであり、入居希望者にワンタイムパスワードを送ることで鍵を受け渡す必要がありません。仲介業者が付き添う必要もないのが魅力です。
3. Ninja LOCK®
Ninja LOCK®はスマート機能を搭載した錠です。カードキーか専用アプリケーション、パスワードの3タイプで使い方を選べます。スマートロック機能は競合が複数ありますが、Ninja LOCK®の場合は「運用モード」があり、「管理会社用」「仲介業者用」「入居者用」「工事業者用」などを選択できるので、フェーズが変わっても同じプロダクトを使い続けられます。結果、大幅なコスト削減になるのです。
4. スマートブッキング
マンションの共有スペースの運営をスマート機能でアシストしたサービスです。Webカレンダーで自由に予約を取れるほか、予約や請求などの利用者管理がオンライン上で分かるので、マンションの管理会社の手間が省けます。Ninja LOCK®と組み合わせることで共用スペースのワンタイムパスワードを発行でき、利用者の行動履歴を記録することも可能です。
このように不動産管理会社や仲介業者のビジネスフェーズに合わせて、スマート機能をリリースしています。複数のサービスをかけ合わせることで相乗効果的に業務効率化が図れるので、自然に顧客がアップセルしやすい状況を構築しているのです。
また導入企業だけではなく入居希望者としても、短時間で内覧から入居までができます。「お客様のお客様」までに幸福感をもたらしているのも魅力です。
株式会社ライナフのビジネスをビジネスモデルキャンバスで解説
では、サービスの特徴をまとめたうえで、株式会社ライナフのビジネスをキャンバスでまとめてみましょう。
1. 顧客セグメント
・不動産管理会社
・仲介業者
2. 提供価値
・電話応対の業務時間削減
・管理物件のセキュリティ向上
・資産価値の向上
・入居希望者のデータを取れる
3. チャネル/販路
・オンラインでの登録
・オフラインセミナーへの参加
4. 顧客との関係
・業務時間短縮によるファン化
・電子錠のプロとの共同開発による安心感
5. 収益の流れ
・各サービスの月額利用料
6. 主要な資源
・自社開発の他社にはないプロダクトやサービス
・登録している顧客群
7. 主要な活動
・サービスの開発・保守
・顧客の要望の収集
・セミナー開催
・営業
8. 主要パートナー
・不動産仲介業者
・不動産管理会社
・電子錠のメーカー
9. コスト構造
・プロダクトの開発費用
・サービスの保守費用
・セミナー開催費
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今回はスマートサービスで不動産業界の働き方をアップデートしている株式会社ライナフのビジネスをビジネスモデルキャンバスで解説しました。テクノロジーを生かして、不動産管理業、仲介業の業務をトータルサポートするビジネスであり、今後、爆発的に規模を伸ばすことも考えられます。
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