オンラインベビーシッターサービス「キッズライン」をビジネスモデルキャンバスで分析

仕事をしている、シングルマザーやシングルファザー含め、子供を持つ親の悩みの一つとして保育園不足や、急遽子供を預ける必要が出た際に預ける場所がないといったことが挙げられます。
そんな方の悩みを解決するのがベビーシッターサービスです。
そのベビーシッターサービスの一つに、「キッズライン」があります。
オンラインでベビーシッターを探すことができ、子供預ける上で安全に利用することができるよう身元確認済みで研修をクリアした方のみの掲載をしている、依頼前に依頼者とベビーシッターであるサポーターが面談をするなどの取り組みを行っています。

 

 

「キッズライン」とは


引用:https://kidsline.me/

キッズラインは、オンラインベビーシッターサービスや家事代行サービス事業を展開しています。徹底したIT化によりコスト削減を行い、低価格化を実現していて、通常のベビーシッターサービスの約3分の1の価格の1時間1000円から利用できます。
預ける対象年齢は0歳から15歳となっています。子どもを預けるだけではなく、ベビーシッター選択時にバイリンガル英語や家庭教師の依頼も可能です。登録ベビーシッターは身元確認済みで研修をクリアした方のみ掲載されているため、安全に利用することが出来ます。

 

 

キッズラインのビジネスモデルキャンバス

では、キッズラインのビジネスモデルについて、ビジネスキャンバスを用いて整理してみましょう。

 

1.顧客セグメント

・子供を見てもらう人がいない、忙しい為家事代行を依頼したいユーザー
・自身の保育経験を生かし働きたいサポーター

子供を見てもらう人がいない、忙しい為家事代行を依頼したいユーザーと自身の保育経験を生かし働きたいベビーシッターや家事代行を行うサポーターによって、キッズラインのサービスは成立しています。

 

2.提供価値

・ユーザーとサポーター(ベビーシッター・家事代行)の出会いの場を提供する
・即日から定期まで安心安全のベビーシッター・家事代行を利用することが他社と比較し低価格で利用出来る
・保育の経験を生かしてスキマ時間に働くことができる 

キッズラインではユーザーとサポーター(ベビーシッター・家事代行)の出会いの場であるプラットフォームを提供しています。
即日から定期まで安心安全のベビーシッター・家事代行を利用することが他社と比較し低価格で利用することができ、ベビーシッターや家事代行を行うサポーターは保育の経験を生かしてスキマ時間に働くことができます。

 

3.チャネル/販路

・ホームページ
・サポーター紹介、友達紹介
・SNS(InstaLive、Facebookなど)
・登録説明会

ホームページ、InstaLiveやFacebookなどのSNSでキッズラインの情報を配信しています。
他にも、サポーター紹介では友人や家族をサポーターとして紹介すると5000ポイント、新規ユーザーがキッズラインを
実際に利用すると友達紹介を行ったユーザーにポイントが付与されるなどのキャンペーンを行っています。
また、サポーターの登録説明会によってキッズラインでベビーシッターや家事代行を行うサポーターを増やしています。

 

4.顧客との関係

・キッズラインが一人ひとり面談・研修を行ったサポーターが登録
・サポーターの質担保やユーザーが安心して利用ができるよう事前面談や顔合わせの実施
・利用者、サポーターのレビュー機能

キッズラインが一人ひとり面談・研修を行ったサポーターが登録し、ユーザー・サポーター同士でのサポート前の面談として、「顔合わせ」または「事前面談」を必ず行うため、サポーターの質担保やユーザー・サポーターともに安心して利用することが出来ます。
また、実際にサービスを利用した利用者やサポーターのレビュー機能もあり、レビュー投稿者が特定されにくいためより率直な感想や意見を見ることができます。
個のレビュー機能により、ユーザー、サポーターともに安心して利用することが出来ます。

 

5.収益の流れ

・ベビーシッター、家事代行費/1時間
・入会金、年会費/月会費不要
基本料金 ¥1000〜+オプション料金(2人目保育料・英会話レッスン・家事・料理など)+手数料+交通費
・手数料
単発: 基本+オプションの合計の22%(税込)
定期: 基本+オプションの合計の11%(税込)

ユーザーはサポーターに対して入会金、年会費/月会費不要で利用することができ、基本料金、オプション料金、手数料、交通費を含めたベビーシッターや家事代行費を支払います。
1時間当たりの基本料金は、基本1000円からとなり、サポーターごとランクやオプションなどによっても異なります。
そのうち、手数料を単発利用の場合は22%、定期利用の場合は11%をキッズラインが受け取り、収益を得ています。

 

6.主要な資源

・登録しているサポーター
・ユーザー、サポーターのマッチングプラットフォーム 

キッズラインが提供しているユーザー、サポーターのマッチングプラットフォームや面談や研修を受け、事前に身元確認もされた登録済みのサポーターが挙げられます。中には、家事のプロフェッショナルや家庭教師、英語教育なども出来るサポーターもいます。

 

7.主要な活動

・ユーザーとサポーターのマッチングサービス運営
・サポーターと一人ひとり面談・研修 

ユーザーやサポーターのマッチングサービス運営や、ユーザーが安心して利用することが出来るサービスづくりとしてサポーター一人ひとりの面談・研修を行っています。

 

8.主要パートナー

・サポーター(ベビーシッター、家事代行)

ベビーシッターや家事代行を行うサポーターはとても重要なパートナーと言えます。
サポーターの中には、家庭教師、英語教育なども出来るサポーターもいるためユーザーの幅広いニーズに応えることが出来ます。

 

9.コスト構造

・ユーザーとサポーターのマッチングサービス運営費

ユーザーとサポーターのマッチングサービス運営を行う上でのコストが挙げられます。
予約・決済の場面などを含め、徹底したIT化によりコスト削減を行い、低価格化を実現しています。

 

 

ユーザー、サポーター両者の需要が重なったマッチングサービスの提供

ここまで、キッズラインのサービスをビジネスモデルキャンバスで見ていきましたが、ユーザー、サポーター両者の需要のもとに成り立ったマッチングサービスであることが分かります。
今回のキッズラインの他にも2つの需要が重なったマッチングサービスはありますが、両者を繋げる架け橋となるサービスを考えることは決して簡単ではありません。
近年では、マッチングアプリ等も流行していますが消費者のニーズを考え、実現していくためのサービスが世の中に更に生まれていくことを楽しみにしています。

 

 

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