“SNS疲れ”をしないやさしいSNS「Gravity」をビジネスモデルキャンバスで分析

近年、スマートフォンの普及による「スマホ依存症」や「スマホ首」、「SNS疲れ」が問題になっています。
リアルでのコミュニケーションよりもSNSを通じてコミュニケーションをとったり、SNSの世界が全てだと考えてしまう若年層も多くなってきています。
そのような日々を送って、SNS疲れをしてしまう人は多いです。外見や社会的地位、フォロワー数、投稿への反応など気にしてしまう要素が多いのも要因です。
そんなSNS疲れをしないためのやさしいSNSが「Gravity」です。

 

 

Gravity」とは


引用:https://prtimes.jp/main/html/rd/p/000000002.000079070.html

HiClub株式会社は、癒されるやさしいSNS「GRAVITY」を提供しています。今までにない匿名性の高さで「疲れないSNS」を構築しています。
社会的な問題にもなっている、SNS疲れの主な原因とされる自身と他者を比べるような行為は、それぞれアカウントが異なるからこそ生じるものです。
自身と他者のアカウントの違いがほとんど感じられないような作りになっているため社会的立場や外見を気にする必要がありません。
また、最低限の情報(メールアドレスのみ)でアカウントを開設することが出来る為、必要以上に個人情報を登録したくないといった方にも安心してご利用いただけるSNSになっているといえます。

 

 

Gravityのビジネスモデルキャンバス

では、Gravityのビジネスモデルについて、ビジネスキャンバスを用いて整理してみましょう。

 

1.顧客セグメント

・「SNS疲れ」をしてしまう、社会的立場や外見などを気にせずにSNSをしたい人

他の人とフォロワー数やいいね数を気にしてSNS疲れをしてしまう、社会的立場や外見などを気にせずにSNSをしたい人のためのやさしいSNSを提供しています。
主にSNSを利用する機会が多い20~30代女性に人気を集めています。

 

2.提供価値

・匿名性が高いため、SNS疲れをしないで利用することが出来る
・性格診断、親友スペース、星と交信などの様々なGravity特有機能で楽しむことが出来る
・共感できるユーザーを見つけてコミュニケーションを取ることが出来る 

SNS疲れの主な原因となっているのは他者と比べてしまうことです。
このような事象は、それぞれアカウントが異なるからこそ生じるものです。
そのためGravityでは自身と他者のアカウントの違いがほとんど感じられないような作りとなっています。
この点が、大きく他のSNSと異なる点だと言えます。
アカウントを象徴するアイコンは指定のイラスト内からしか選ぶことが出来ないため、個人が特定される「身バレ」を防ぐことも出来ますし、盛れた写真やお洒落な写真をアイコンに設定することもないためプロフィールに差が生まれることもありません。
フォロー、フォロワー数も他者には表示されないため数字の差を気にすることもありません。
リアルな知人が「おすすめ」にあがることもないため自由に発信することが出来ます。
また、性格診断、親友スペース、星と交信などの様々なGravity特有機能で楽しむことができ、相性が良いユーザーや共感できるユーザーを見つけてコミュニケーションを取ることが出来ます。

 

3.チャネル/販路

・アプリストア
・WEB広告(YouTube、Instagram、バナーなど)
・SNS(Twitter、Instagramなど)、インフルエンサー紹介
・クチコミ

アプリストアの他、YouTubeやInstagram、バナー広告などで認知を広げています。
また、自社のSNSやインフルエンサーによる紹介などで利用を始める人もいるでしょう。
クチコミでも、今までになかったSNSとして話題に挙がって注目を集めています。

 

4.顧客との関係

・性格診断で相性が良いユーザーをレコメンドする
・メールアドレスだけで簡単に登録できる
・レビューに対する返信

登録時に行う性格診断で相性が良いユーザーをレコメンドしてくれるので、気が合うユーザーを簡単に見つけることが出来ます。
登録は、メールアドレスだけで簡単に登録できるので手間がかからず、かつ、個人情報を必要以上に入力する必要がありません。
また、アプリストアのレビューに対して返信を行っているため、ユーザーの意見をしっかりと確認していると言えます。

 

5.収益の流れ

・App内課金
⇒広告表示をなくす、音声通話制限回数を増やすなど
・広告収入

Gravityは、基本的に無料で利用が出来ますが、広告表示をなくしたり音声通話の制限回数を増やす有料プランも展開しています。
また、主にはGravityの投稿の途中などに表示される広告収入で収益を得ています。

 

6.主要な資源

・アプリ「Gravity」
・約100万人以上のユーザー

約100万人以上のユーザーを持つGravityアプリ自体が重要な資源であると言えます。
様々な機能も追加していて、よりユーザーに喜ばれるアプリを提供しています。

 

7.主要な活動

・アプリのアップデート
・Gravity内の秩序を守るための管理(違反ユーザーへの対応含む)

主にアプリのアップデートや攻撃的なメッセージやコメントをする違反ユーザーへの対応を含め、
Gravity内の秩序を守るための管理を行っています。

 

8.主要パートナー

・インフルエンサー
・約100万人以上のユーザー

Gravityを紹介するインフルエンサーや約100万人以上のユーザーが挙げられます。
ユーザーによる口コミなどでも新たなユーザーを生んでいきます。

 

9.コスト構造

・アプリ開発費

主に機能のアップデート等も含むアプリ開発費が挙げられます。
よりユーザーがGravityを楽しめるようアップデートを重ねています。

 

 

他SNSとの差別化―「やさしいSNS」

Gravityでは、「やさしいSNS」をコンセプトに他のSNSとは違う機能を様々用意しています。
SNS疲れの理由となる、他者と比較してしまうフォロワー数非表示やアイコンのイラスト化の他にも共通の話題で繋がることができる「星」と呼ばれるスペースで「恋愛の星」「音楽の星」「ゲームの星」など、共通の話題で繋がることができる星が登場しました。
ここでは、「質問箱」「音声ルーム」を使い、星のテーマに沿った話題で他のユーザーと盛り上がることができます。
これらのGravity特有の機能で社会問題にもなっているSNS疲れ解消ともに他のSNSと差別化を図っています。

 

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