
オフィス探しをシンプルにするための物件探索・提案プラットフォーム「estie」をビジネスモデルキャンバスで分析
近年、様々なスタートアップ企業が誕生しています。
スタートアップを立ち上げる際に、オフィスを探してもオフィスを借りた経験がなくノウハウもないといった場合も多いのではないでしょうか。
どの不動産を当たればよいのか?分からないことも多いかと思います。
そのような場合にも、希望条件を入力しておくだけで簡単に仲介会社からオファーを得ることが出来るサービスがあります。
今回は、上記のようなサービスを提供する「estie」をご紹介します。
目次
「estie」とは
estieはオフィス用の物件を探しているテナントと不動産仲介会社をつなげるプラットフォームです。
estieに登録しているのは起業から年数の浅いスタートアップ企業様が多いです。
利用することで、estieと提携している大手の仲介会社から安心してオフィスを探していただけます。
オフィス探しのノウハウがない初めてオフィス探しをする方には、安心して大手の仲介会社に出会うことができる点に高い評価を得ています。
メリットとしては、大手の仲介会社の過半が参画していることです。estieは国内最大規模のデータベースを持っているため、全国の物件の中からご希望に沿う物件を探すことが可能です。
従来では、複数の仲介会社に条件や情報を提示して比較検討しなければならなかったところを、estieを利用すれば、一括して複数の会社から提案を受けることができます。
estieのビジネスモデルキャンバス
では、estieのビジネスモデルについて、ビジネスキャンバスを用いて整理してみましょう。
1.顧客セグメント
・オフィス探しに慣れていないスタートアップ企業
・オフィス賃貸希望者をなかなか見つけることが出来ていない不動産仲介エージェント
オフィス探しに慣れていないスタートアップ企業やオフィス移転などでオフィスを探している企業とオフィス賃貸希望者をなかなか見つけることが出来ていない不動産仲介エージェントを繋げるプラットフォームを提供しています。
2.提供価値
・オフィス探し企業と仲介会社を繋げるマッチングプラットフォーム
・資料公開をしていない、検索しても出てこなかった物件に出会うことができる
・条件さえ入れておけば物件を提案してくれるから探す手間がない
・オファーを出すことでテナント様に情報を見てもらう機会を作ることが出来る
estieはオフィス探しをシンプルにするための全く新しい賃貸オフィスマッチングサービスです。
市場にある全てのオフィス募集情報からまとめて提案が受けられる業界最大級/唯一のサービスで、独自搭載したAIがあなたの理想のオフィス探しをサポートします。
一括して複数の会社から提案を受けることができるため比較検討の手間がなくなる点が大きな魅力です。
不動産会社のページにある膨大なオフィス物件の中から候補物件を探し、問い合わせる必要があります。ページ上では「入居募集中」となっているにも関わらず、問い合わせてみると「契約済み」なんてことも多いかと思いますが、あなたのオフィス希望条件を入力して待つだけでオファーが届くため、手軽に希望に沿ったオフィスを見つけることができます。
また、仲介会社はオファーを出すことでテナント様に情報を見てもらう機会を作ることが出来るため仲介会社側から直接ユーザーへ情報発信が出来る点がメリットであると言えます。
3.チャネル/販路
・オウンドメディア(estie magazine)
・インターネット検索
・スタートアップ系記事、自社SNS
オウンドメディアとしてオフィス情報総合メディア「estie magazine」情報発信を行っています。
リモートワークにおすすめの場所10選や一度は働いてみたい、おしゃれなオフィスなどつい気になって見てしまう記事を掲載しています。
また、オフィス探しを検討している企業によるインターネット検索やスタートアップ系記事やestieのSNSから知り、利用を始める人も多いでしょう。
4.顧客との関係
・資料公開をしていない、検索しても出てこなかった物件に出会うことができる
・登録をするだけで提案が受けられる
・問合せがなくても仲介会社発信でオファーが出来る
物件探しをしていると資料公開をしていない、検索しても出てこないような物件もあります。
そのような物件も掲載されているため、見つからなかった条件通りの物件にも出会うことが出来ます。
登録をするだけで、提案が受けられ希望条件を更新するだけでわざわざ1件ずつ仲介会社に条件を伝える必要がないので手間が削減されます。
仲介会社としては、問い合わせがなくても仲介会社側からオファーをすることが出来る為より多くのユーザーに物件を紹介できる機会を持つことができます。
5.収益の流れ
・無料
・利用手数料(詳細は問合せ)
ユーザーは無料でオフィスを探すことが出来ます。
仲介会社は、利用手数料(契約成立で〇%)などがかかるかと思いますが詳細は問合せした上での確認となります。
6.主要な資源
・オフィス探しをする企業と不動産仲介会社を繋げるマッチングプラットフォーム
・レコメンドAI機能
オフィス探しをする企業と不動産仲介会社を繋げるマッチングプラットフォームやユーザーに希望条件×レコメンドAIでオフィスを提案するレコメンドAI機能が資源として挙げられます。
7.主要な活動
・マッチングプラットフォーム運営
主にマッチングプラットフォーム運営を行っています。
そのためにも、掲載物件の仲介会社やユーザーを増やす活度も必要となってきます。
8.主要パートナー
・ユーザー(オフィス探し企業)
・不動産仲介会社
オフィス探しをしているユーザーや不動産仲介会社はマッチングプラットフォームサービスを行う上でも重要なパートナーであると言えます。
9.コスト構造
・マッチングプラットフォーム運営費
主なコストとしては、オフィス探しをする企業と不動産仲介会社を繋げるマッチングプラットフォーム運営費が挙げられます。
法人向けのオフィス賃貸市場の課題解決に向けたサービス
引越しの際などに賃貸物件を探す場合、最初に「SUUMO」や「LIFULL HOME’S」などの物件検索サービスを活用してウェブ上で気になる物件を調べる人が多いのではないでしょうか。
主要なサイトであれば、首都圏はおろか地方都市までもそれなりの物件数を網羅しており、各部屋の間取りや賃料など必要な情報のほとんどが手に入ります。
そんな個人向けの賃貸住宅市場に比べると、法人向けのオフィス賃貸市場はまだまだ不透明で課題が多い。様々な物件情報を集約したプラットフォームがないだけでなく、そもそも賃料などの情報がほとんどウェブ上で公開されていません。
従来までは、基本的に借主は不動産仲介会社のサイトを確認した上で、各社に条件を問い合わせる必要がありました。
そのオフィス賃貸市場を「estie」のテクノロジーとデータの活用によって変革を進めていってほしいですね。
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