介護DXを実現する「EcoNaviSta」をビジネスモデルキャンバスで分析

介護においての課題として、介護現場の高齢者を見守る人手が不足しているという点が挙げられます。
そんな中、今までの介護で、人が対応していた部分をテクノロジーの力で代替できる部分は代替していこうと、IoTやビッグデータ、AIといった最新のテクノロジーを駆使して、介護現場の負担軽減に繋がるサービスを導入する流れがあります。
そうすることで今までの課題となっていた人手不足や、負担を軽減することが出来るようになります。
その課題を解決するための介護DXを実現するサービスを提供しているのがEcoNaviStaの「ライフリズムナビ+Dr.」です。

 

 

「EcoNaviSta」とは


引用:http://econavista.com/

深刻化する介護現場の人手不足を解決するためのクラウド型高齢者見守りサービスを提供しています。 IoTやビッグデータ、AIといった最新のテクノロジーを駆使して、介護現場の負担軽減やサービス向上に貢献しています。 すでに、大手介護施設をはじめとする介護施設への導入が急ピッチで進んでいるそうです。
介護現場では、高齢者の介護だけでなく情報連携やデータ入力などの介護以外の業務で多くの時間と手間が取られてしまっているのが現状です。 その業務負担を軽減し、より介護に集中しやすい環境づくりに役立つのがEcoNaviStaが提供するサービスです。

 

 

EcoNaviStaのビジネスモデルキャンバス

では、EcoNaviStaのビジネスモデルについて、ビジネスキャンバスを用いて整理してみましょう。

 

1.顧客セグメント

・介護において、不要な作業で時間が取られてしまっている施設
・離れたところに介護を必要とする家族がいて不安な家庭

EcoNaviStaは介護において、不要な作業で時間が取られてしまっている施設や離れたところに介護を必要とする家族がいて不安な家庭に向けたサービスを提供しています。

 

2.提供価値

・介護見守りにおいて誤検知、誤発報、通知遅延等が頻発するという課題の解決
・介護の現場での業務を削減し、介護職員・介護者の負担を軽減
・施設や離れて暮らす家族を見守ることが出来る

従来は、介護見守りにおいて誤検知、誤発報、通知遅延等が頻発するという課題を持っていました。
EcoNaviStの見守りシステムは複数センサーのデータを統合的に解析し、専門医との連携によって正確な通知を行うことが出来るようになっています。AIシステムから取得した生体情報をダブル判定し、また、AIが相互に自己学習を繰り返しています。
予防医学で体調の急変や事故を未然に防ぐことが出来るため施設や離れて暮らす家族を見守ることが出来る点も安心できますね。
これらのようにAIシステムやセンサリング技術を駆使したサービスによって、人間が見守っている必要がなくなるため、結果的に介護の現場での業務を削減し、介護職員・介護者の負担を軽減することが出来ます。

 

3.チャネル/販路

・セミナーや東京ビッグサイトなどでのイベント開催
・オウンドメディアによる活用方法紹介

Webセミナーや東京ビッグサイトなどでのリアルイベントの開催や、オウンドメディアによる活用方法紹介によってEcoNaviStaのサービスを認知する機会を提供しています。
実際の活用方法も目にすることが出来るため、導入後のイメージも湧きやすいです。

 

4.顧客との関係

・システムを導入する際のさまざまな工夫や活用をセミナーで紹介
・導入後のユーザーインタビュー紹介による信頼獲得

システムを導入する際のさまざまな工夫や活用をセミナーで紹介し、システムを有効活用するようサポートをしています。
また、導入後のユーザーインタビュー紹介によって導入した後のイメージが明確となり、実際の事例を知ることが出来ることにより信頼獲得に繋がります。

 

5.収益の流れ

・ SaaS型高齢者施設見守りシステムや機器の販売

SaaS型高齢者施設見守りシステムや機器の販売が主な収益として考えられます。

 

6.主要な資源

・クラウドAIシステム
・センサリング技術

「ライフリズムナビSleepSensor」は、クラウドAIシステム内で生体判別のための200種類以上のスクリーニングフィルターが稼働しており、加えてAIシステムから取得した生体情報をダブル判定しています。
また、自己成長型睡眠センサーを実現するために、エッジAIシステムとクラウドAIシステムから成るデュアルAIが相互に自己学習を繰り返しています。
そして、AIシステムだけでなくセンサリング技術も駆使したサービスをEcoNaviStaでは提供しています。

 

7.主要な活動

・集めたデータから、活用方法の考案・提示
・AIシステムやセンサリング技術の開発
・SaaS型高齢者施設見守りシステム開発、導入 

EcoNaviStaは、収集したあらゆるデータから、使う人にとって価値のある情報を生み出し、活用する方法を提示しています。
また、サービスに欠かせないAIシステムやセンサリング技術の開発やSaaS型高齢者施設見守りシステム開発、導入を行っています。

 

8.主要パートナー

・専門医SaaS型高齢者施設見守りシステム開発、導入
・セミナーやインタビューに参加してくれるユーザー企業

EcoNaviStaの見守りシステムは複数センサーのデータを統合的に解析し、専門医との連携のもと
人々の快適で健康的な暮らしを創造するサービスです。『専門医との連携』といった点で顧客の安心・信頼度も変わってくるかと思います。
また、導入前の顧客にアプローチできる機会が創出するため協力してくれているセミナーやインタビューに参加してくれるユーザー企業も重要なパートナーであると言えます。

 

9.コスト構造

・AIシステムやセンサリング技術の開発費
・SaaS型高齢者施設見守りシステム開発費

AIシステムやセンサリング技術の開発費やSaaS型高齢者施設見守りシステム開発費など主に開発費のコストがかかっていると考えられます。

 

 

集積したあらゆるデータから新たな価値の創出

EcoNaviStaは、『「センサリング技術 = データを取得するもの」で終わらせない。
集積したあらゆるデータから、使う人にとって価値のある情報を生み出し、活用する方法を提示する。IoT(Internet of Things)のもう一歩先へ。』というコンセプトを置いています。
AIシステムやセンサリング技術から集積したデータを介護現場の負担軽減に繋がるようなサービスにどのように活用するかまでを考えているのです。
介護現場において、少子高齢化社会の今、介護者に比べ多くの高齢者がいて手が足りないといった現場はとても多いです。
EcoNaviStaのサービスを利用することで現場の負担を軽減し、更なるデータを集積することで新たなサービスを生み出していってほしいです。

 

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