恋愛ゲームを主軸に幅広い事業を提供する「サイバード」をビジネスモデルキャンバスで分析

近年、新型コロナウイルスの影響もあり家で出来るような趣味を作る人が増えています。
その一つとして、ゲームが挙げられます。オンラインで友人と話しながらプレイできたり、一人でも楽しめるようなゲームなどもあり、ゲームジャンルによっても楽しみ方は様々です。
RPG、レースゲーム、アクションゲーム、パズルゲーム、音楽ゲーム…など多種多様で面白さも多彩です。
「サイバード」という会社では、恋愛ゲームを軸とし、イケメンシリーズのゲームを提供しています。
ビジネスモデルを見ていきながら、どのような特徴があるか見ていきましょう。

 

 

「サイバード」とは


引用:https://www.cybird.co.jp/our_business/ikemen/

恋愛ゲームをメインに提供しているイケメンシリーズのゲーム/コンテンツ事業、Voice UI事業、FaneX事業の4つを軸に展開している会社です。
ゲーム事業では累計会員数1,700万人を誇る「イケメンシリーズ」が代表作となります。他にも累計350万ダウンロードを誇るサッカー育成ゲーム「BFBチャンピオンズ2.0」など、様々なゲームの企画・開発・提供を行っています。
また、芸能人や著名な文化人、人気のアニメやキャラクターなどのライセンスを生かしたエンターテインメント事業や女性向けに様々な領域の情報を深堀して届けるメディア運営を行うコンテンツ事業も行っており、幅広くサービスを提供しています。

 

 

サイバードのビジネスモデルキャンバス

では、サイバードのビジネスモデルについて、ビジネスキャンバスを用いて整理してみましょう。

 

1.顧客セグメント

・新しいコンテンツ、エンタメやゲームなどを楽しみたい女性
・普段の生活を今よりも豊かにしたい人
・IPを所有する企業

サイバードは日本におけるVoice UIのAmazon、Google、LINEのマーケットローンチ時から、いち早く音声サービスを提供しているパイオニアとして、サービス提供の他にもカンファレンスを開催するなど、「Voice UI でお客様の生活を豊かにすること」 を目指し、Voice UI市場の未来を見つめて進んでいます。
他ゲーム、コンテンツ事業などで新しいコンテンツ、エンタメやゲームなどを楽しみたい女性やIPを所有する企業の課題解決などを行っています。

 

2.提供価値

・累計会員数1,700万人を誇る「イケメンシリーズ」など様々な独自のゲーム企画・開発・提供
・女性向けに様々な領域の情報を深堀して届けるメディア運営によるコンテンツの提供
・ファンビジネスをサポートするソリューションの提供
・音声入力を使ったユーザーインターフェース「Voice UI」を活用した音声サービスでより快適な生活を提供

サイバードでは、累計会員数1,700万人を誇る「イケメンシリーズ」など様々な独自のゲーム企画・開発・提供を行っています。日常にときめきを提供しているとも言えますね。
他にも、女性向けに様々な領域の情報を深堀して届けるメディア運営によるコンテンツの提供やIPを所有する企業に向けてファンビジネスをサポートするソリューションの提供、音声入力を使ったユーザーインターフェース「Voice UI」を活用した音声サービスでより快適な生活を提供しています。

 

3.チャネル/販路

・App StoreやGoogle Playをはじめ、NTTドコモ、KDDI、ソフトバンクのキャリア各社
・プレスリリース

現在、App StoreやGoogle Playをはじめ、NTTドコモ、KDDI、ソフトバンクのキャリア各社などの幅広いプラットフォームでのサービス展開を行っています。
また、プレスリリース配信によって新しいサービスや情報をより多くの人に知ってもらう場を作っています。

 

4.顧客との関係

・ゲーム配信の他、物販やリアルイベントの実施
・主軸に恋愛ゲームビジネスを置き、付随した他の事業で顧客に新たな体験や価値を提供

恋愛ゲームなどのゲーム配信の他、物販やリアルイベントの実施も行っていて実際にも楽しめる空間を提供しています。
また、ファンを持つビジネスを行う企業向けに、ファン(既存顧客)の「ロイヤル化」を 支援するサービスを提供し、 ファンコミュニケーションを実現させることで企業とファンの幸せな関係を構築します。
主軸には恋愛ゲームビジネスを置き、付随した他の事業で顧客に新たな体験や価値を提供していると言えます。

 

5.収益の流れ

・ゲーム事業による収益
・エンターテインメント事業による収益
・コンテンツ事業による収益
・Voice UI事業/FaneX事業による収益

累計会員数1,700万人を誇る「イケメンシリーズ」など様々な独自のゲームによる収益や女性向けメディア運営によるコンテンツの収益、ファン(既存顧客)の「ロイヤル化」を 支援するサービス(FaneX)による収益、音声入力を使ったユーザーインターフェース「Voice UI」を活用したサービスによる収益の大きく分けて4つの収益の柱があります。

 

6.主要な資源

・サイバードで制作した独自のゲーム
・“Amazon Alexa スキル開発エージェンシープログラム”認定
・CYBIRD GameFi Lab

サイバードで制作した独自のゲームや最先端のAlexaスキル開発を行うことができる“Amazon Alexa スキル開発エージェンシープログラム”認定、サイバードの研究チームで主に海外におけるブロックチェーンゲーム、GameFiの事例分析レポートを発信しているCYBIRD GameFi Labが挙げられます。

 

7.主要な活動

・独自ゲーム企画・開発・提供
・女性向けコンテンツを配信しているメディア運営
・企業IPが持つ課題ファンのロイヤル化(中長期的な囲い込み&マネタイズ)の支援 

サイバードの独自ゲーム企画・開発・提供や女性向けコンテンツを配信しているメディア運営、企業IPが持つ課題ファンのロイヤル化(中長期的な囲い込み&マネタイズ)の支援など事業よって活動を行っています。

 

8.主要パートナー

・Animoca Brands
・Amazon

サイバードは、2022年7月に、Animoca Brandsとの資本業務提携を実施し、今後、Web3領域におけるさまざまなビジネス展開を進めていく方針としています。
また、サイバードは2018年に企業や個人からスキル開発を受託されている開発会社が一定の条件を満たしている場合に認定されるAmazonのプログラム、“Amazon Alexa スキル開発エージェンシープログラム”に認定されました。日本ではわずか9社のみが公式に認められ、同社はこれにより最先端のAlexaスキル開発を行うことができます。

 

9.コスト構造

・ゲーム企画・開発費
・メディア運営費

サイバードでもメインの事業として人気を集めているゲーム企画・開発費、女性向けの情報を発信しているメディア運営費などがコストとして挙げられます。

 

 

ゲーム事業のみならず、ファンビジネスを行っている企業の支援サービスも提供するサービスの幅

ゲーム事業を行う会社を見てみると、ゲーム関連の事業のみを行う企業が多いかと思います。
しかし、サイバードでは他にもゲーム事業から派生した物販やリアルイベントの開催や女性向けメディア運営のコンテンツ事業、音声入力を使ったユーザーインターフェース「Voice UI」を活用した音声サービスを提供するVoice UI事業を行っています。
「VUI」とは、「Voice User Interface(ボイスユーザーインターフェース)」の略で、声によるインターフェース、つまりは声によってあらゆる情報のやり取りを行うことを指します。人間にとって一番自然なコミュニケーション方法である「声」を使ってのコミュニケーションで、コンピューティング分野での世界が広がると注目を浴びている分野といえます。更には、IPを所有する企業にファン(既存顧客)の「ロイヤル化」を 支援するサービスFaneX事業も行っています。
ゲーム事業だけでなく、他にも幅広い事業を提供する点が他のゲーム開発を行っている会社と大きく高尾なる点であると言えます。仮に、1つの事業で大きな収益を得ることが出来なくても他の事業でその分を補うことが出来るためリスク分散が出来ていると言えます。

 

 

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