3C分析のやり方をヒプノシスマイク(ヒプマイ)の事例で解説

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ビジネスフレームワークとして、長年にわたって愛されてきた3C分析。事業の立ち上げ期はもちろん、外部環境の変化に合わせて既存ビジネスを最適化するためにも役立ちます。

1つのフレームワーク上でビジネスにとって、自社と重要なステークホルダーの3つを分析できるので、とても役立つツールです。しかし考え方や記載する順番を把握しておかなければ、意味をなしません。今回は3C分析を作成する方法について、事例を用いてご紹介します。

ここ1、2年で人気がぐんぐん高まっている、二次元コンテンツ「ヒプノシスマイク-Division Rap Battle-」の戦略を例にあげて解説しますので、ぜひご覧ください。

 

 

3C分析とは

3C分析とは自社(Company)と顧客・市場(Customer)、そして競合(Competitor)の3つの要素を分析し、自社の強みを導き出すためのビジネスフレームワークです。

3C分析をするうえでの「自社の強み」の定義とは「顧客にとって有益であり、かつ他社との差別化ができている部分」を指します。なので、作成するためには順序をきちんと守ることが重要です。

まずはじめに顧客・市場を分析し、ニーズを把握します。そのうえで競合を分析します。競合の強みと弱みを把握しておくことで、自社が伸ばすべき部分と補うべき部分が明確になるのです。

また顧客を分析することで、「業界においてやってはいけない施策」と「守るべき業界のルール」が分かります。すでに成功している企業を分析するといいでしょう。成功事例では誰を顧客としているのか、またどのようなチャネルを使っているのか、などを把握しておくことで、適した施策を打てます。

「強みを生かすこと」と「業界のルールを守ること」はKSF(Key Success Factor)と呼ばれます。いわば成功するカギです。3C分析によって、最低限の成功要因を知ることができます。

もっと詳しく知りたい方は、以前リリースした3C分析の記事をご覧ください。

 

 

人気沸騰中「ヒプノシスマイク-Division Rap Battle-」とは

ヒプノシスマイクの3c分析

3C分析についてご説明したところで、キングレコードの独立レーベルである「EVIL LINE RECORDS」がリリースしている「ヒプノシスマイク-Division Rap Battle-(以下、ヒプノシスマイク)」について概要や特徴をご紹介しましょう。

ヒプノシスマイクは2017年9月に指導した二次元コンテンツです。3人1組での6チーム、計18人(2019年10月現在)がラップのフリースタイルで勝負をし、領土を奪い合うさまを描いています。ただしアニメーションはなく、CDセールスでの展開のみというのがポイントです。CDにはメンバーごとのテーマソングと2話分のボイスドラマが入っており、ファンがキャラクターの背景や性格などを知る術はドラマ(とクロスメディアで展開している漫画)しかありません。

ここまでを踏まえて、ヒプノシスマイクの戦略を箇条書きで解説していきましょう。

 

1. アニメではできないコンテンツの作成

ファンは、アニメーションで放送するよりも薄い情報しか把握できない状況です。それなのに、18人の男性キャラの職業や関係性は、かなり細かく設定されている。ファンは想像力をかき立てられ、SNS上でのシェアにもつながっています。

またアニメーションで見ると、目が散ってしまいそうなキャラの濃さですが、ボイスドラマなので、嫌味を感じないのもうまい部分でしょう。

 

2. 有名ラッパーとのコラボレーション

ヒプノシスマイクが始動した2017年9月は、日本テレビ系「フリースタイルダンジョン」のヒットを皮切りにして、ラップブームが巻き起こっていました。トレンドに合わせて、出演メンバーが作詞や作曲をした曲も多数あります。出演者以外でも有名なラッパーが楽曲提供をしており、見事にターゲットの幅を広げました。

また「ラップ」という言葉数の多い音楽によって、歌っているうちにキャラの内面性を紹介できるところにもうまさを感じます。

 

3. イメージが膨らむ「仕掛け」、今後の可能性の広さ

CDでの展開によって、限定的な情報しか公開されないのは先述した通りです。そのうえキャラクターのチーム構成や名前などに工夫を凝らしています。謎解きのようにファンの脳内で相関図が生成されていき、ファン同士のコミュニティで議論する余地を残しています。

また各チームのホームタウンは現在「新宿」「渋谷」「池袋」「横浜」「大阪」「名古屋」」ですが、これから他の道府県に拡大することも予想されます。長期的にマネタイズするための余地を残しており、一過性のブームにしていないのは戦略の勝利でしょう。

さて、これらを踏まえて実際に3C分析に移りましょう。

 

 

ヒプノシスマイクの事例で解説する3C分析

ヒプノシスマイクの3c分析

1.顧客・市場Customer

出演しているキャラの年齢を踏まえると、顧客のメインターゲットは10代後半から30代前半までの女性といえます。特に日常的にアニメを見る方、声優に詳しい方がコアターゲットです。またヒップホップが好きな男女も含まれるでしょう。顧客のニーズとしては「かっこいいキャラを追いかけたい」「アイドル声優を追いかけたい」「物語性を楽しみたい」「ヒップホップを聴きたい」などが挙がります。

 

2.競合Competitor

競合が多いのが特徴です。イケメン枠ではジャニーズをはじめとする男性タレントが挙がります。男性声優が多く出演するアニメ作品も競合ですし、音楽という意味ではヒップホップアーティストとぶつかります。

 

3.自社Company

顧客と競合の分析を踏まえて、自社の魅力は「アニメに比べてストーリーに余白があり、長く楽しめる」「トレンドのヒップホップアーティストが書き下ろした楽曲を聴ける」「かっこいい声優が歌う姿を見られる」「コミュニティが促進する」「アニメの制作コストがかからない」などです。

 

 

3C分析によって、企業だけでなく商材単位での分析もできる

今回は大人気のヒプノシスマイクを例に挙げて、3C分析を作成する方法をご紹介しました。3C分析では自社(Company)とありますが、商材単位での分析も可能です。

BizMakeでは3C分析を含めた18種類のフレームワークを無料で使えます。マーケターの方はもちろん、マーケティングについて学びたい方などは、お気軽に無料登録をどうぞ。

 


 

 

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