【2020年版】PEST分析で予測する国内マクロ動向の変化

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PEST分析は「政治」「経済」「社会」「技術」の、4つのマクロ外部環境を分析するためのフレームワークです。外部環境を把握することで、これから到来するビジネスの変化に対応ができます。すなわちチャンスを逃さず、ピンチをカバーできる可能性が高まるということです。

詳しくは以前に投稿したPEST分析についての解説記事をご覧ください。

今回は2020年のマクロ環境を観察するためにPEST分析をします。VUCAともいわれ、不確実性が高まっているビジネスだからこそ、常に先を見て、経営を進めましょう。

 

PEST分析で解説する2020年のマクロ環境の動向

1. 政治Politics

2020年には、いくつかの法改正が施行されます。新法に備えた社内外に向けて措置をしなくてはいけません。2019年11月現在、決まっている法律の制定、改正などを労務・社会的なものを中心にご紹介します。

1. パワーハラスメント対策の義務化

社内でのパワハラ防止のために措置を取ることが義務化されます。中小企業に関しては3年以内の努力措置が必要です。女性の職場生活の向上が主な目的になります。

2. 女性活躍推進法の改正

女性活躍推進法の改正によって、女性活躍に関する情報を公表する義務がある企業規模が300人以上から100人以上に変更になります。

3. プラチナえるぼし(仮)の創設

女性活躍に関する取組が特に優良な事業主は「プラチナえるぼし(仮)」に認定され、特例制度を受けられるようになります。

4. セクシュアルハラスメントへの対策強化

労働者がセクハラを事業主に相談した場合、国や雇用主の責務を明確化するようになります。

5. 被保険者のオンライン確認の開始

社会保険や国民保険などの被保険資格者をオンラインで確認できるようになります。

6. 求人不受理が新卒のみから一般求人に拡大

月の労働時間が長いなどの問題があるなどの企業について、ハローワークなどが求人申し込みを不受理にできる法律です。これからは一般求人にも拡大します。

7. 派遣労働者の同一労働・同一賃金の原則

派遣労働者と派遣先の社員との労働環境をまったく同じものにすることが法律によって義務化されます。

8. 改正資金決済法の施行

仮想通貨を「暗号資産」と名称変更し、安全に使えるような環境を整備するのが狙いです。これによって、暗号資産を国が保護し、正常に使えるように整備します。

 

2. 経済Economy

経済的に見ると、東京五輪にまつわる特需が予想されています。経済誌や新聞各社によって予想は異なりますが、オリンピックの経済成長率は開催年に落ち込むことも多く、IMFによると2020年に経済成長率は0.5%です。2019年が1.0%成長予想だったので、微減となります。

また米中間の貿易摩擦に関して、日本にも影響が及ぶ可能性があります。仕入れ費などの変動がある可能性も出ますので、関係する方は観察をしておきましょう。

 

 

3. 社会Society

さまざまなトレンドの変化が予測されています。箇条書きで列挙しましょう。

1. 東京オリンピック開催

海外からの観光客が増加するだけでなく、各地でパブリックビューイングが開かれるでしょう。それぞれの土地でスポンサーが集まります。

2. アイドルグループ・嵐の解散

経済効果は3,000億円ともいわれます。

3. SUPER NINTENDO WORLD

ユニバーサルスタジオジャパンに「SUPER NINTENDO WORLD」がオープン。大阪にビジネスチャンスがありそうです。

4. キャッシュレス化の促進

国策によるブーストもかかり、電子決済が促進されます。現金を用いる人数が大幅に減少することが予測されています。

 

 

4. 技術Technology

テクノロジーの進化を予測するためにはガートナー社が発表する「ハイプサイクル」を観察することが最適です。2019年版のハイプサイクルは以下の通りになっています。

ハイプサイクル2019

(引用:https://www.gartner.com/jp/newsroom/press-releases/pr-20190830

なかでも5Gに注目でしょう。これによって、高速化だけでなく他接続と低遅延などのメリットが発生します。レベル5の自動走行が2~5年のうちに主流採用といわれている通り、自動運転や遠隔医療など、さまざまな分野で影響を与えるでしょう。

またガートナー社は2019年の11月に「2020年における戦略的テクノロジートレンドのトップ10」を発表しました。

01. ハイパーオートメーション
02. マルチエクスペリエンス
03. 民主化
04. ヒューマンオーグメンテーション(人間拡張)
05. 透明性/トレーサビリティー
06. エッジ機能の拡張
07. 分散型クラウド
08. 自律的なモノ
09. 実用的なブロックチェーン
10. AIのセキュリティ

以上が10項目です。産総研が発表した人間拡張ギアのように、人力×テクノロジーによる限界領域の突破(人間拡張)などが話題に上がっています。そのほかクラウドを通さずに通信が可能になるエッジ機能なども2020年には実用化に進むでしょう。

最新のテクノロジーを導入するうえで重要なのが「商材の透明性」です。フェイクニュースに代表されるように、機性性が高まるにつれて、消費者の懐疑的な視線も高まっており情報の可視化などが迫られます。

また同時にセキュリティの強化も重要になります。特にAIにおけるセキュリティを高める必要があり、シャドーITならぬシャドーAIなども危惧しましょう。

 

 

2020年のPEST分析を総括

政治面では、特に職場環境の整備が必要です。年代や性別を問わず、誰もが同じ立場で満足に働ける職場整備が2020年において必要でしょう。経済面では五輪を中心とした景気の動向を観察しなければいけません。また米中関係の悪化による経済状況の変化にも注目しましょう。社会面でもやはり東京五輪が注目されています。さまざまなビジネスチャンスがあるでしょう。今から準備をしておくことで、利益を確保できます。技術面では5Gなどの新世代テクノロジーの変化に注目しましょう。そのぶんセキュリティや信頼性の構築が迫られる1年になります。

PEST分析をすることによって、未来のマクロ環境の変化を予測できます。自然と利益が出る部分や損失の危険性も分かりますので、ぜひお試しください。BizMakeではどなたでも無料でPEST分析ができます。またその他のフレームワークもご用意しておりますので、ぜひ組み合わせて、細かい計画を練っていきましょう。

 


 

 

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