楽器のシェアリングサービスは可能? 5forces(ファイブフォース)でビジネス検証!

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読者の皆さんは楽器を使ったことがあるでしょうか? 「学校の授業以来、一回も……」という方や「バンドを組んでいたので、昔は頻繁に使っていた」という方など、さまざまいらっしゃるでしょう。「昔取った杵柄」状態になっている方にとって、楽器は捨てられないけれど、部屋のスペースを取るアイテムになりがちです。

そこで今回は「こんなビジネスがあったら面白んじゃない?」ということで「楽器のシェアリングサービス」についてご紹介。ビジネスモデルキャンバスと5forcesを使って、分析してみます。

 

 

楽器のシェアリングサービスのビジネスモデル

まずは仮定する楽器のシェアリングサービスのビジネスモデルを、ビジネスモデルキャンバスを用いて定義していきましょう。ちなみに、ビジネスモデルキャンバスの作成方法は以下の記事をご覧ください。

 

1. 顧客Customer Segment(CS)

代表的な顧客セグメントはゲストとホストの2種類があります。ゲストは、バンドや吹奏楽をしている消費者の方です。なかでも「効果な楽器を使いたい」と考えている、比較的、長年楽器を使っている方です。ホストは若いころに楽器を使っていたが、現在は物置にしまいっぱなしになっている方になります。

 

2. 提供価値Value Propositions(VP)

ゲストへの価値は「高価な楽器を安く使えること」です。また一回限りの舞台でしか使用しない場合など、無駄なコストがかからないことが挙がります。ホストに対する価値は使用していない楽器が収入源になることです。

 

3. チャネル/販路Channels(CH)

実店舗は持たず、オンラインサービスで完結します。広告や販促がオンライン広告や音楽スタジオ、コンサートホールへのチラシ、張り紙で実行し、見込み客を獲得します。

 

4. 顧客との関係Customer Relationships(CR)

サブスクリプションサービスと、スポットでのプランを選べることで利便性を高めます。また一度利用した顧客にはレコメンド機能を搭載し、さらなる利用の機会をもたらすようにします。

 

5. 収益の流れRevenue Streams(RS)

貸し借りの利用料を自社でいただくモデルになります。ただし基本的にはホストに収入が入ります。

 

6. キーリソース/主要な資源Key Resources(KR)

プラットフォームが必要になります。また配送業者や決済サービスなどの機能も必要です。プラットフォームには登録済のホストがおり、重要な資源になり得ます。

 

7. キーアクティビティ/主要な活動Key Activities(KA)

利用料をもらって楽器の貸し借りを仲介するのが主な活動です。また顧客の管理も重要になります。プラットフォームをアップデートしながら、品質を管理することも必要です。

 

8. キーパートナー/主要パートナーKey Partner(KP)

中古の楽器販売店はパートナーになりえます。また有名アーティストとパートナー契約をすることで広告にもなります。

 

9. コスト構造Cost Structure(CS)

人件費やサービスの開発費用、また顧客管理の費用なども含まれます。

 

 

5forces(ファイブフォース)で楽器の販売業界を解説

では、このビジネスモデルを踏まえたうえで、5forcesで楽器の販売業界を分析していきましょう。買い手、売り手、競合、新規参入者、代替品の5つを明らかにすることで、どのような商材価値を付随させればいいのかを考えるヒントになります。

 

1. 売り手の交渉力

サプライヤーはホストになります。ホストにとっては使っていない楽器が収入源になるので、交渉力は比較的低いといえるでしょう。中古楽器店に売ってしまえば、スポットでの収入にしかなりませんが、シェアリングサービスを利用することで、定期的な収入になります。

 

2. 買い手の交渉力

買い手はゲストです。ゲストが気にするのは楽器の品質です。品質が悪いと、購入したほうがお得なので交渉力が高まってしまいます。ただし、シェアリングサービスで安心感があれば使用してくれる可能性は高まるでしょう。

 

3. 競合との関係

競合は楽器の販売店楽器のレンタルサービスです。ホストが足りない場合は、こうしたサービスとアライアンスを組んで、商品数を確保するのも手段の1つでしょう。

 

4. 新規参入者の登場

独自のノウハウは必要でなく、プラットフォームも特別な技術が必要なわけではないので、後発のサービスが登場する可能性は大いにあります。価格競争にならないように、独自の価値を確立させなければいけません。

 

5. 代替品の存在

利用する顧客のニーズは「普通は買えない高価な楽器を使いたい」「手軽に楽器を使いたい」などのニーズです。楽器店のほかに代替品が少ない、革新的なサービスです。

このようにミクロの外部環境を分析することで、自社がどのようなリスクヘッジをすればいいのか、競合とどのような差別化をしたらいいのか、どうしたら顧客の利便性を高められるのか、などが見えてきます。5forcesは、商品開発前はもちろん、事業途中に方向性を転換する際にも役立つのが魅力です。

 

 

ビジネスモデルキャンバスと5forces(ファイブフォース)は、無料テンプレートで

今回は楽器を自宅にしまいっぱなしになってる方と、手軽に楽器を使いたい方の両方のニーズを満たす「楽器のシェアリングサービス」についてご紹介しました。フレームワークで確認してみると、ビジネスを完成させるために、すべき戦略が見えてきます。

BizMakeでは5forcesを無料で作成できるテンプレートをご用意しています。プロジェクトを任されているマネージャーの方や、マーケターをはじめ、どなたでもお気軽に作成してみてください。

 


 

 

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